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ミシシッピーアカミミガメの避妊手術

カメもイヌやネコと同じように雌の生殖器疾患があります。特に産卵の季節には、卵管脱や卵詰まりが多発します。繁殖を目的としない飼い主さんのなかには、カメの避妊手術を望まれるかたもいらっしゃいます。

心電図用の電極を取り付けたところ
まず、手術を行う際には、カメが痛みを感じないように麻酔をかけます。注射麻酔によって鎮静させ、気管チューブを用いて気化麻酔によって維持します。心拍は心電図によってモニターします。

滅菌ドレープで覆います
甲羅を消毒した後、滅菌ドレープで覆い、切開予定部位を露出させ手術を始めます。

甲羅を削るときの摩擦熱を生理食塩水で冷却
整形外科用の器具を用いて切開していきます。摩擦による熱を防ぐ為に生理食塩水を垂らしながら行います。

甲羅を剥離します。
切開終了後、腹甲と腹筋を慎重に剥離していきます。腹筋の下にある血管や内臓を傷つけないよう注意します。

卵管、卵巣を摘出
腹膜を切開し卵巣をみつけだします。その後、卵管、卵巣を摘出します。

摘出された卵巣
摘出された卵巣。

腹膜の縫合
腹膜は非常に脆いため、慎重に縫い合わせていきます。

抗生物質をぬります。
腹甲を元の場所にはめ込み、その隙間を抗生物質軟膏で埋めます。

甲羅をグラスファイバとエポキシ樹脂で保護
グラスファイバーとエポキシ樹脂を用いてカバーします。これで手術完了です。このアカミミガメは次の日から、もりもりエサを食べていました。
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